シングルスでもダブルスでも、バドミントンの強さを語る上で必ずといって良いほどマレーシアの選手が出てくる世代になっています。そこでこの記事では、マレーシアのバドミントン選手のプロフィールや成績を紹介しています。よく話題になるリー・チョンウェイの現在も紹介しているので、バドミントンファンも納得の情報をご覧いただきましょう。
レオンジュンハオのプロフと成績
レオンジュンハオとは、2017年のバドミントンアジアジュニア選手権で優勝したマレーシアのバドミントン選手です。その実力は留まることを知らず、世界ジュニア選手権でも銀メダルを3個とトマス杯で銅メダルを1個獲得し、現在世界男子シングルスランキング26位に位置しています。劣勢になっても粘り強く戦い続ける試合展開が多く、特に2026年のオールイングランドで渡邉航貴と戦ったときの第2セットは熱く滾るものがありました。第1セットを21対9で落としたレオンジュンハオは、第2セットで序盤から1点を争う展開に持ち込みます。結果は13対13当たりから崩れて、21対13で負けてしまうのですが、世界ランキング26位の実力を如何なく発揮したプレイと言えます。さらにレオンジュンハオは以下に紹介する試合でも、勝ったり接戦だったりを展開しているので参考にしてください。
| 大会名 | 対戦相手 | 結果 |
| インドネシアオープンラウンド32 | 奈良岡功大 | 2対0で勝利 |
| 全英オープンラウンド32 | 西本拳太 | 2対1で勝利 |
| マレーシアオープンラウンド32 | ワン・ジェンシン | 2対0で勝利 |
| 東南アジア競技大会ラウンド16 | V.ピチット | 2対0で勝利 |
HOHJustinのプロフと成績
HOHJustinは、2026年6月現在男子シングルス世界ランキング47位に位置しているバドミントン選手です。2025年のマカオオープンで準優勝して以降、以下に紹介する全豪オープンなどで勝利数を重ねています。この快進撃の要因となっていると思われるのが、HOHJustinのネットプレーです。銃弾でも避けられるのではと思える程に、ネット付近での早いラリーを展開することが多く、相手の対応力が僅かでも乱れたところにプッシュを仕掛けてくるため、高い確率でポイントを獲得しています。そのため、ベースライン付近へのロブでも、やまなりのショットを打つことも多く、ネットに近づく時間を稼いでいるようなプレーが目立ちます。
| 大会名 | 対戦相手 | 結果 |
| 全豪オープン決勝1回戦 | ジョージ・K | 2対0で勝利 |
| 全豪オープン決勝1回戦 | グエンN | 2対0で勝利 |
| 東南アジア競技大会準々決勝 | ワンチャロエンK | 2対0で勝利 |
| タイマスターズ決勝 | スー・リー | 2対0で勝利 |
リジージャの成績と強さの理由
リジージャは、過去に男子シングル世界ランキング2位まで上り詰めたことのあるマレーシアのバドミントン選手です。東京オリンピック開催時期くらいから調子を落としていますが高い実力は健在で、2024年パリオリンピックでは銅メダルを獲得しています。リジージャの強さの理由は、高いロブでも簡単にラケットが届くほどの高身長だと思います。しかもただ身長が高いだけでなく、リジージャはスマッシュのときに軸足一本で飛んでいるため、ベースライン寄りのロブでも早めに対応することが可能です。一方身長が低いと高い打点でスマッシュを打つためには両足でのジャンプが必要になるので、どうしてもベースラインに戻る必要があります。その点リジージャはネット際にいてもほとんど一歩でベースラインまで移動できるため、対応できるショットの幅が広いことが強さの要因になっているのではと筆者は考えています。
| 大会名 | 対戦相手 | 結果 |
| トマスカップ | 渡邉航貴 | 2対0で勝利 |
| タイマスターズ男子ラウンド16 | M.マンジュナス | 2対1で勝利 |
| オーストラリアオープン | 西本拳太 | 2対1で勝利 |
| インドネシアマスターズ | H.S.プラノイ | 2対0で勝利 |
SholehAIDILの成績とプロフ
SholehAIDILは2026年6月現在男子シングルス世界ランキング66位のバドミントン選手です。スリランカ国際大会の金メダルを始め、多くの大会でメダルを獲得しており、2023年のインドネシア国際大会では日本の牧野啓太を破り金メダルを獲得しています。ボディバランスが非常に高いようで、届かないと思えるような打球にもしっかりと強い打球を返しているので、対戦相手が高身長でも臆することなくゲームメイクができています。また、筆者は選球眼の高さも評価しており、ネットやラインアウトによるポイントはほぼ確実に取っているので、そのことで相手選手に掛かるプレッシャーはかなりのものと予想できます。また粘り強くラリーを繰り返す耐久力もあるので、総合的に見てもとてもバランスの良い選手だと思いました。
| 大会名 | 対戦相手 | 結果 |
| トマスカップ | 渡邉航貴 | 2対0で勝利 |
| タイマスターズ男子ラウンド16 | M.マンジュナス | 2対1で勝利 |
| オーストラリアオープン | 西本拳太 | 2対1で勝利 |
| インドネシアマスターズ | H.S.プラノイ | 2対0で勝利 |
EogeneEWEの成績と強さの理由
EogeneEWEはバドミントンのシングルス世界ランキング77位の選手です。2026年現在は団体でしかメダルを獲得していませんが、チャイナマスターズやアルアインマスターズなどで勝ち星を重ね、世界ランキングを着実に登っています。EogeneEWEの強みは、相手のミスを誘った上でのスマッシュだと思います。相手が返しにくいと感じるところを見抜き、的確にレシーブを返したあとにスマッシュを打つ姿は戦術家のような強さがあると思いました。
| 大会名 | 対戦相手 | 結果 |
| アジア選手権大会 | シェイン・リン・N. | 2対0で勝利 |
| マスターズマレーシアスーパー100 | 周XY | 2対1で勝利 |
| インドネシアマスターズ | リー・S | 2対1で勝利 |
リー・チョンウェイの現在
かつて世界ランキング1位だったバドミントン選手のリー・チョンウェイは、現在LeeChongWeiBadmintonAcademyを設立して、未来のオリンピック選手へ自ら指導を行っています。また、2026年8月29日から9月6日まで、リー・チョンウェイカップというバドミントン大会の開催を予定しています。既にジュニアの大会も開催されており、賞金も出るため資金力の無い若年層の選手の大きな助けになっているようです。ちなみにリー・チョンウェイが引退する切っ掛けになった鼻の癌は現在完治していますが、再発のリスクもあることから、バドミントン選手として復活することはないそうです。
まとめ
マレーシアのバドミントン選手は、リー・チョンウェイのように引退しても伝説として語り継がれるほど強い選手が多いです。現在もマレーシアから多数の世界ランカーが誕生しており、26位のレオンジュンハオを筆頭に上位100位に6人もの選手が名を連ねています。中には日本代表選手が苦戦するほどの選手も存在するので、オリンピックなどの大きな大会では注目を浴びています。










