女子バドミントンの強豪校である柳井商工。インターハイや全国高校選抜大会では女子団体で春夏あわせて10連覇という圧倒的な強さを誇っています。柳井商工バドミントン部はなぜ強いのでしょうか。複数年にわたってチームを率いる監督にも強さの秘密がありそうです。
今回は柳井商工バドミントン部の強さや監督について調査しました。
柳井商工バドミントン部とは?
柳井商工、正式名称山口県柳井商工高等学校は山口県柳井市に所在する公立の商工高等学校です。スポーツの強豪校と聞くと私立のイメージがありますが、柳井商工は公立の高校なのですね。著名なバドミントン選手を排出しているのは勿論、森永勝也さん、大町定夫さん、松林和雄さん、嶋田哲也さんといったプロ野球選手、更に女子競艇選手の佐々木裕美さんもこの柳井商工出身です。
田口真彩や宮﨑友花を排出
柳井商工出身の女子バドミントン選手には田口真彩選手、宮崎友花選手がいます。二人はダブルスを組んで試合を行ったこともあり、二人で柳井警察署の1日警察署長を務めたこともあるんですって。
田口真彩選手は中学時代に柳井商工のバドミントン部の先輩の姿に憧れ、柳井商工に入学。「はじめに決めたチームで続けた方がいい」という考えの顧問に入部を3度断られながらも、なおも入部を求め、その熱意に押されて入部が認められたという入部経緯があるそうです。
いずれも日本トップクラスの選手
田口真彩選手は2023年に玉木亜弥選手とのコンビで世界ジュニア選手権ダブルスの優勝を果たしており、これは日本勢としては史上二組目の女子ダブルス王者という偉業でした。宮崎友花選手も2022年に、高校1年生ながら世界ジュニア選手権で優勝、史上4人目の日本人世界ジュニアシングルス女王となっており、いずれも日本の女子バドミントン選手ではトップクラスの実力の持ち主なんです。
柳井商工バドミントン部の成績は?
柳井商工バドミントン部は2025年9月のインターハイで団体優勝を果たしています。この優勝をもって、春の全国高校選抜大会と夏のインターハイ(全国高校総体)を併せて10連覇という快挙を成し遂げている状態なんですよ。いわば柳井商工バドミントン部は高校女子バドミントン界の絶対的王者なんです。
団体が強ければ勿論個人も強く、2025年のインターハイでは団体だけでなくシングルス、ダブルスも柳井商工勢が制しており、「総体三冠」を果たしています。
柳井商工バドミントン部の監督は?
柳井商工バドミントン部の監督は竹光唯至さんが務めています。竹光監督は2011年から同バドミントン部を率いており、更に19歳以下の日本代表のコーチも務めている方です。2025年4月には中国地方で活躍する個人、団体に贈られるエネルギア賞のスポーツ賞を受賞、世界のトップレベルで活躍する選手を指導してきたことや日本のジュニア選手の育成に貢献してきたことが評価されていますよ。
竹光監督は「自分の力だけでなく、今いる選手や卒業生、スタッフや学校や地域の方に支えられての賞」と感謝しながら、「高校生でオリンピック選手を育てるのが自分の目標になっている」と、指導者として更に高みを目指しています。
柳井商工バドミントン部はなぜ強い?
高校生は三年間で卒業、卒部していくもの。メンバーが移り変わっていきながらも全国大会で団体10連覇を果たすというのは異常とも取れる戦績です。柳井商工女子バドミントン部はなぜ強いのでしょうか。
量質共に優れたトレーニング
これほどの成績を叩き出すためには当然それに見合ったトレーニングが欠かせないことでしょう。柳井商工のバドミントン部は厳しいトレーニングが行われていると言われており、またスタッフ陣も優秀であることからトレーニングの量だけでなく質も優れたものであると見られていますよ。「なぜ強いか」と言われると「それだけ選手たちが努力しているから」となるのは、当たり前といえば当たり前ですね。
実績のある監督の下で安定した活動
監督の竹光唯至さんは前述の通り、2011年からバドミントン部の監督を務め続けており、同バドミントン部の監督を始めてもう15年程になるのですね。そして監督としてチームを全国制覇に導いた実績も十分過ぎるほどにあります。過去に成功した指導方法や運営体制を同じ監督によって続けることができ(勿論適宜アップデートなどもしていると思われますが)、長期的に安定した活動が見込まれることが柳井商工バドミントン部の強さの秘訣なのかもしれません。
築かれてきた柳井商工のブランド
高校の女子バドミントン界において圧倒的な存在感を持つ柳井商工。このブランドも同校の強さの理由の一つになっていると思われます。例えば、先ほど紹介した田口真彩選手は中学時代に柳井商工に憧れて、断られながらも同校のバドミントン部に入部することにこだわりましたが、そもそも田口真彩選手は中学時代から大阪の強豪、四天王寺中学でバドミントンをプレーしており、中学2年時にU-15バドミントン女子で国内ランキング4位の実力者でした。これほどの実力者が「入りたい」と思うのが柳位商工というわけです。
監督のネームバリューも?
高校に入ってからの選手たちの努力がなければ強豪で在り続けることは出来ませんが、中学時代の強豪選手が柳井商工を選んでくれるのであれば、柳井商工は当然強さを維持しやすくなります。これまでの選手が作り上げてきた柳井商工の評判、ブランドが現在の強さを作り続けている要因の一つです。
そういった意味では、竹光監督の存在はやはり大きいのでしょう。日本代表のコーチも務める竹光監督の指導を受けたいという中学生の有望選手もきっと少なくないでしょうからね。
モチベーションとプレッシャー
先輩の代から続く全国大会の連覇記録は、現役選手にとっては「もっと伸ばしていきたい」というモチベーションや「自分の代で途切れさせるわけにはいかない」というプレッシャーになっているものと思われます。モチベーションは勿論プレッシャーも程よい緊張感となって選手たちの実力の向上に影響を与えているのではないでしょうか。
最後に
今回は、柳井商工バドミントン部はなぜ強いのか、柳井商工バドミントン部の成績や監督について紹介しました。高校の部活動で5年にわたって10連覇を達成するというのはとんでもない偉業ですよね。この記録がいつまで続いていくのか楽しみです!柳井商工バドミントン部のこれからの活躍、戦いぶりにも注目しましょう!






