「オグシオ」や「シダマツ」といった名コンビの活躍で日本で人気となった、ボールを使わない球技「バドミントン」。実は、大会などの試合のルールが大きく変更されることでも話題になっています。歴史を振り返ってみると、今では当たり前のルールも昔は違ったりしていたようです。
今回は変更されたバドミントンルールなどについて調査しました。
変更されたバドミントンルール
変更されたバドミントンルールにはどのようなものがあるのでしょうか。早速見ていってみましょう。
ラリーポイント制
最初に紹介するのは「ラリーポイント制」についてのルールです。ラリーポイント制とは、サーブ権の有無にかかわらず点数が入るというルールで、バドミントンに限らずテニスや卓球、バレーボールでも採用されているルールです。
改めて説明されると逆にしっくりこないという人もいるかもしれませんね。なんてことはありません。相手のサーブを返せなかった時に相手に点が入る、相手のサーブを返したところ、相手がリターンに反応できずに自分に点が入る、相手のサーブからラリーが続いていき最終的に相手がミスして自分に点が入る、こういった当然の点の動きは全てラリーポイント制に基づいて動いているのですね。
昔はラリーポイント制ではなかった?
逆に言えば、ルールが変わる前にはこの当たり前の点数制度が違っていたのか、と疑問に思う人もいるかもしれません。
実は、バドミントンでラリーポイント制が採用される前は「サイドアウト制(サービスポイント制)」という制度が採用されており、これはサーブ権を持っていたチームがラリーを制した場合ではないと点を得られないというルール。相手のサーブを返した後、相手がリターンに反応できずにミスした場合、自分に点は入らないというのが過去のルールだったのです(この時、次のサーブ権を得ることはできます)。
ルール変更になったのはいつ?
バドミントンがサイドアウト制からラリーポイント制に変わった時期は、2006年です。意外と最近だな、と感じた人もいるのではないでしょうか。まだサイドアウト制だったころのバドミントンを覚えているという人も多いでしょうね。このルール変更は国際バドミントン連盟(IBF)の年次総会で加盟理事国に満場一致で支持され、決定されていますよ。
どうして変更になった?
ラリーポイント制より点が入りにくいサイドアウト制はゲームの時間が長くなりやすいという特徴を持っていました。ゲームを取れるポイント自体は現在のそれより少なかったもののそれでも十分長く、サイドアウト制を用いたバドミントンでは長年にわたって1ゲームの必要得点を少なくすることが検討されたり、試験的に変更されたりしてきました。
要は、サイドアウト制はゲームのテンポがよくないということが長年問題視されていたのですね。試合時間の短縮、そしてラリーを落とすリスクの軽減による、よりアクティブなプレーを期待して、ラリーポイント制が導入されたのです。
サービスルールの見直し
バドミントンでは、公平性、競技性を高めるためにルールの改正が度々行われています。中でも大きめの改正が、サービスルールの見直しです。これは日本では2019年ころから本格的に導入されています。
バドミントンのサービス(サーブ)は、一定の高さよりも下で打たなければならないという決まりがあります。この一定の高さについて、旧ルールでは「サーバーの助骨の一番下の骨よりも下」という曖昧な基準になっていましたが、新ルールでは「シャトル全体がコートの面から115センチ以下」と明確な数字が規定されているのです。これにより選手の身長による有利、不利がある程度是正されたのですね。
1ゲームあたりのポイントが少なくなる
さて、2025年12月に世界バドミントン連盟(BWF)の理事会で新たに承認されたルールが「15点3ゲームの先取性」です。これは文字通りですね。バドミントンに詳しくない人は、別に新ルールのようには思えないかもしれませんが、従来のルールでは「21点3ゲームの先取性」、先に21点取るとそのゲームを取ることができ、1試合は先に2ゲーム先取した方が勝ちというルールでした。新ルールでは15点で1ゲーム先取になるのですね。このルール変更はバドミントン 審判 コールにも影響してきますね。
どうして変更になった?
このルールの変更によって、当然1試合あたりの時間は短くなります。バドミントンの試合時間短縮の機運は数十年にわたってずっとあり続けているということですね。近年はワールドツアーの試合数が増加しており、選手への負担が増していることが問題視されていました。この試合時間の短縮は選手の負担軽減を目的としているのですね。
この新ルールは国際大会でのテスト導入を経て、2026年4月のBWF年次総会で正式採決が行われ、2026年後半以降の国際大会で本格的に導入されていくのではないかと見られていますよ。今、まさに21点制と15点制の最中にあるのですね。
過去にはゲーム数を変更して対応していた
新ルールではゲーム数自体は3ゲームのまま1ゲームの点数を少なくすることとなりましたが、サイドアウト制時代には「15点3ゲーム制」から「7点5ゲーム制」に変更してみるなど、1ゲームの得点だけでなくゲーム数も変更するなどの対応がされていた時期もありましたよ。結局定着はしなかったことから、バドミントンには3ゲーム制がベストという声が多いようですね。
まだまだルールが変わるバドミントン
長年にわたって愛され続けているバドミントンですが、近年も度々ルールの変更がなされていることから、まだまだルールが安定しておらず、今後も変わり続けることが予想されるスポーツと言えます。
バドミントンには、暗黙のルールも少なからずあるのですが、そういったものもこれから変更されていったり、明文化されたり、無くなってしまったりといったこともあるかもしれませんね。時代の流れに沿ってよりよい形、より時代に馴染む形へとルールを変えていく、そういった柔軟性もバドミントンというスポーツの魅力と言えるのではないでしょうか。
出展:J SPORTS
最後に
今回は過去に変更されたバドミントンルールについて紹介しました。1ゲーム21点制が15点制になるというのはとても大きなルール変更ですが、2026年2月現在、変更が正式に決まったという訳ではありません。バドミントンのルールが今後どうなっていくのか、要注目ですよ。






