バドミントン線審の役割やサインとは?なぜ目を隠す?副審との違いも解説

海外在住者に向けて情報を発信しています。
バドミントン線審の役割やサインとは?なぜ目を隠す?副審との違いも解説

世界的バドミントンの強豪国・中国に対して日本は年々その差を縮めており、比例するように日本国内でもバドミントンの人気が高まってきました。そんな中、バドミントンを知らない方にとってバドミントンの線審の役割が気になっている方も多いのではないでしょうか。そこで今回の記事ではバドミントンの線審の役割やサイン、目を隠す理由や副審との違いについて紹介します。

目次

バドミントン線審とは?

はじめにバドミントンの線審とは一体どのようなポジションなのかについて紹介します。

バドミントンの線審とはコート後方で椅子に座っている審判を指します。両コートの後方に椅子を構えて座っており、国際試合などでは最大10人の線審が設置されるなど、非常に重要なポジションの審判なんです。ちなみにバドミントンの試合中には、線審の他に主審が一人、サービスジャッジが一人が配置されています。

バドミントン線審の役割について

バドミントンの線審の役割は世界バドミントンルールで明確に定められており、非常に単純明快でシャトルの落下位置を判定するだけです。詳しくいうとシャトルの落下位置がインなのかアウトなのかだけを判定する仕事のみをバドミントンの線審は全うしており、その他のワンタッチやネットタッチ、フットファウル、サービス時の足の位置などの反則のついては一切ジャッジすることは許されておらず、全て主審の判断に委ねられています。

ではなぜ国際試合では最大10人ものバドミントンの線審が設置されるのでしょうか。その理由はバドミントンのシャトルが落ちる速度は最大でも時速400km超えと言われるほど早く、それ故に人の目で判断するのが困難だからです。なので10人もの線審を用意して、それぞれが徹底して自身のラインを注視するような形態が採用されています。

ジャッジに自信がない場合

10人もの線審を配置していたとしても、前述したようにバドミントンのシャトルがあまりにも早い場合、人間の目である以上完全な判定をし続けるということは困難なのです。そのため、バドミントンの線審はインだと思っても自信がない場合は判定を主張せず、黙り込むことも珍しくないんです。

この場合、主審と線審が協議して判定を下すこととなりますが、こうして分かる場合はしっかりと主張して、分かりづらい場合はその旨態度で示すことで観客や選手たちが納得しやすい空気作りにも繋がっているようです。バドミントンの線審の役割は非常に大きく、言うなれば判定一つで試合を決定づけてしまう可能性もあると言えるでしょう。

バドミントン線審のサインとは?

バドミントンの線審は判定を下す際に、サインをからなずおこなっています。主にバドミントンの線審がおこなうサインは以下の2種類です。

  • 両腕を水平に広げる:アウトの場合
  • 右手で担当ラインを指す:インの場合

またアウトの場合を指すサインの両腕を水平に広げるサインの場合は、選手や観客に聞こえるように大きな声で「アウト」と叫びます。一方で右手で担当ラインを指す、すなわちインの場合は無言でコールはありません。中にはインの場合、バドミントンの線審は何もしないと勘違いしている方も少なくないようですが、インの時でも必ずバドミントンの線審は右手でラインを指す仕草をする必要があります。

バドミントン線審はなぜ目を隠す?

時折バドミントンの線審が目を隠す動作を行うときがありますが、このサインにはどのような意味があるのでしょうか。

バドミントンの線審が目を隠すサインとした時は「見えなかった、判定ができない」という意味が込められており、コールもおこなわれないんです。バドミントンの線審は常に複数人でラインを担当していますが、時には選手の姿が重なって見えなかった等のアクシデントが起こることも十分にあるのがバトミントンという競技です。ですのこうした際はバドミントンの線審はあくまで推測でジャッジはせず、こうして目を隠す動作で判断できなかったという意思表示をするのです。

判定ができなかった場合はどうなるの?

ではバドミントンの線審が目を隠すサインをした際、その時のジャッジはどうなるのでしょうか。もし主審が自身の目で判断できていた場合は、線審に変わって主審自らがジャッジを下すこととなります。もし主審も判断できなかった場合は「レット」とコールをして、やり直しになります。

ただ、近年はこの「レット」のジャッジが試合を大きく左右するとの意見も多く寄せられていました。そういった状況から、世界バドミントン協会は国際舞台でビデオ判定システムを導入しています。バドミントンの線審も主審もジャッジができない状況に限り、主審の判断でビデオ判定を行い、映像を元にジャッジをするという仕組みです。

他競技ではサッカーなども近年ビデオ判定システムを導入していますが、現場の問題としてビデオ判定の導入はお金がかかりすぎるとの意見もあり、バドミントン業界でも賛否両論あるようです。

バドミントン線審と副審の違いについて

最後にバドミントンの線審と副審の違いについて紹介します。

線審が主にライン際のイン・アウトを判定する役割だと紹介しましたが、では副審の役割はなんなのでしょうか。実は競技のルール上、バドミントンの副審というポジションは存在しないんです。線審が他競技の副審と混合して間違って呼ばれたり、はたまたサーブを専門的にジャッジするサービスジャッジの方を副審と呼ぶ方もいるようですが、厳密に言えばバドミントンには副審は存在しないので注意してくださいね。

また、主審の近くで座る方のことを副審だと思っている方も時折いますが、この方がサービスジャッジなので誤解しないように注意しましょう。

まとめ

今回の記事ではバドミントンの線審の役割やサイン、目を隠す動作の意味や副審との違いについて紹介しましたがいかがでしたか。一見簡単そうに見えるバドミントンの線審ですが、実際はかなり難しく、試合を大きく左右させる責任感も伴うポジションでもあります。それだけに曖昧な判定は下さず、目を隠して主審の判断を仰ぐのかもしれませんね。

この記事を書いた人

バドミントン歴は約8年。「へぇ〜」と楽しめるような記事を目指して、バドミントンの魅力をわかりやすく、ちょっとでも身近に感じてもらえるような情報を、マイペースに発信中!

目次