バドミントンは非常に細かいステップワークと判断が求められるスポーツで、室内の床が硬い体育館でおこなわれる競技であることから身体への負担も多く、怪我をしてしまうことも珍しくありません。ではバドミントンで多い怪我とはどのようなものなのか、未然に防ぐ方法はあるのかなどについて、本記事では詳しく紹介していきます。
バドミントンに多い怪我ってどんな怪我?
冒頭でも触れたようにバドミントンはサッカーやバスケットボール、ラグビーのような接触プレーがない競技ですが、身体への負担が非常に大きいため大怪我をしてしまう選手も珍しくありません。ではバドミントンの選手に多い怪我というものはどのような怪我なのでしょうか。ここからはバドミントン選手に多いと言われている怪我を3つピックアップして紹介していきます。
①足首の捻挫
バドミントンの中で最も多い怪我と言っても過言ではないのが足首の捻挫です。バドミントンの怪我の中で足首の捻挫は約30%を占めると言われるほどで、ある意味バドミントンをする上で避けられない怪我なのかもしれませんね。
足首の捻挫が誘発される事象として、主に急な方向転換やステップワーク中に足を挫いてしまい、そのまま捻挫になってしまうケースが多いようです。負傷期間については症状によりけりですが、軽症だと数週間で復帰できる一方で重症だと3ヶ月ほどの時間を要する怪我でもあります。癖になりやすい怪我でもあるので、万が一受傷した時は復帰を焦ることなく、しっかりと治療することをお勧めします。
②アキレス腱の損傷、断裂
バドミントン中に起こる怪我として、足首の捻挫以外だとアキレス腱の損傷、断裂も珍しくないと言えるでしょう。アキレス腱関連の怪我は特に社会人、中高年に多い怪我で若い世代ではそれほど多くはないですが、一度負傷すると最悪の場合手術を要するなどかなりダメージの大きい怪我と言えます。
急なダッシュやジャンプ時に受傷しやすい怪我だと言われているだけに、それらの状況が多いバドミントンではどうしても受傷リスクが高まってしまう感が否めません。それだけに常にアキレス腱のストレッチやケアを欠かさずにやっておく必要があります。
③前十字靭帯損傷、断裂
最後に紹介するのは、一度負傷してしまうとキャリアを大きく左右すると言われている膝の前十字靭帯損傷、断裂です。前十字靭帯の場合は自然治癒がほぼ不可能と言われており、損傷でも断裂でも一般的には手術療法が適用される怪我です。前十字靭帯は受傷すると復帰まで最短で7ヶ月、長い選手では1年以上の時間を要する等とにかく離脱期間が長くなってしまいます。
事象としては急な膝の方向転換、膝が内側に入ってしまう「in knee」というパターンが誘発すると言われており、これはバドミントンのみならずサッカーやバスケットボールでも多くの選手を苦しめ、キャリアを狂わせてきた怪我です。
バドミントンで怪我を未然に防ぐには?
誰しもバドミントンをして怪我をしたいと思っているわけではなく、可能であれば怪我を避けたいと思っているはずです。ではバドミントンで怪我を防ぐにはどうすればいいのでしょうか。
ここからはバドミントンで怪我を防ぐためにできる予防方法について紹介します。もちろん、バドミントンでの怪我を全て防ぐことはできませんが、これから紹介することを実施することで怪我のリスクは大幅に低下するといわれているので是非取り入れてみてくださいね。
①リカバリーの徹底
バドミントンで起こりやすい怪我として3つの怪我を紹介しましたが、これらに共通する事柄としてどれもオーバーユースと呼ばれる慢性的な疲労が大きく影響していると言われています。オーバーユースとは活動量にリカバリーが追いつかず、日々の疲労が抜けきっていない状態のこと指しますが、特に毎日のようにハードな部活をしている学生などに多くみられる症状です。
練習前と練習後のストレッチはもちろん、自宅でも湯船に浸かって疲労を回復したり疲れていると感じた時はアイシングをしたり等、回復を早めるリカバリーケアを徹底するようにしましょう。日々の小さな積み重ねですが、こういったリカバリーにより怪我のリスクを減らすことができるのです。
②筋力強化
リカバリーの重要性を伝えましたが、同時に基礎ベースとなる筋力強化も欠かせません。特に怪我の多い足首や膝周りを鍛えることでパフォーマンスが向上するだけでなく、ふとした際に負傷を防ぐために踏ん張りができるようになったりするんです。
ただ筋力強化と言っても闇雲に筋トレをすればいいだけではありません。逆に必要以上の筋トレは前述したオーバーユースに繋がるので、必ず無理のない範囲で、可能であればコーチやトレーナーの指示のもとで取り入れるようにしましょう。
バドミントン症候群について
最後にバドミントン症候群についてお伝えします。
バドミントンとは競技中のスマッシュや高速なスイングなどを繰り返し行うことで、肩や腕、肘などの部位に負担が局地的に集中し、痛めてしまうことを指します。バドミントンで必要不可欠な動作が誘発原因となっているだけに、なかなか完治することが難しいともいわれれており、多くの選手が痛みと付き合いながらバドミントンを続けているというのが現状のようです。
症状がひどくなると腱鞘炎や腰痛にも繋がる怪我なので、日常的にハードなトレーニングを行う方は必ずケアやリカバリーを欠かさないようにしましょう。そしてもし痛みが出た場合は、状況に応じて思い切って休む決断をする勇気も必要です。いずれにせよ、バドミントン症候群でも他の怪我にしても長期間にわたって我慢して続けるべきではないといえるのではないでしょうか。
まとめ
今回の記事ではバドミントンで多い怪我についてを中心に、怪我の予防方法やバドミントン症候群について紹介しました。いかがでしたか?
バドミントンはかなりハードな競技だけに、怪我が避けられないスポーツでもあります。ただケアやリカバリーでその確率を下げることは可能なので、練習と同じくらい入念におこなうことを強くお勧めします。














