クルム伊達公子や大坂なおみなど世界で活躍している選手も多い女子テニス。最近日本テニス界で頭角を表しつつある女子テニス選手が伊藤あおいです。そんな伊藤あおいがどのような選手か気になる人もいるのではないでしょうか。今回この記事では、伊藤あおいの経歴や学歴、プレースタイルなどについて解説していきます。
伊藤あおいの経歴
2025年にウィンブルドン選手権の予選を突破し、四大大会初の本戦出場を果たした伊藤あおい。ここでは伊藤あおいの生い立ちから現在に至るまでの経歴を紹介していきます。
生い立ち
2004年5月21日に愛知県名古屋市で生まれた伊藤あおい。4歳年上の姉の影響で5歳の頃にテニスに出会います。最初はスクールに通わず、プライベートで家族でワイワイ楽しんでいたそうです。
小学校低学年の頃に地元・名古屋のテニスクラブ「チェリーテニスクラブ」に通うようになります。小学校6年生の頃から年2回ほど大人たちが混ざる一般の大会にも出場しており、試合に出ると学校を休めることが優越感だったと語っています。
中学・高校の大会で結果を残す
2019年8月、伊藤あおいが中学3年生の頃に開催した第46回全国中学生テニス選手権大会のシングルスで優勝。決勝戦では元プロ野球選手・石井琢朗の娘である石井さやかに勝利し、全国大会初優勝を達成します。
2021年8月に開催された全国高等学校テニス選手権(インターハイ)では、当時高校2年生ながら個人戦女子シングルスで決勝へ進出。決勝で丸山愛以に敗れ、準優勝となりました。
プロへ転向
伊藤あおいは、高校を卒業した2022年4月にプロへ転向。その後は2022年と2023年の全日本テニス選手権大会で2年連続のベスト4進出を達成しています。
2024年10月に開催されたジャパン女子オープンテニスの女子シングルスに予選から出場し、初めてWTAツアーの本戦に出場します。本戦では1回戦でWTAツアー初勝利を挙げ、勢いそのままに準決勝へ進出。準決勝でキンバリー・ビレルに敗れるが、ベスト4という好成績を残します。
ウィンブルドン本戦に初出場
2025年1月にはキャンベル国際大会で優勝し、WTA125の大会で初優勝を達成。5月に世界ランキング100位となりトップ100入りを果たします。
6月にはウィンブルドン選手権の予選を通過し、4大大会初の本戦出場を達成。本戦では当時世界ランキング80位のカミラ・ラヒモワとフルセットで敗北し、4大大会本戦初勝利を逃します。
8月開催の全米オープンでは予選3回戦まで進出するが、ジャニス・ティエンに敗北。本戦出場を逃します。その後はケガに苦しみ、年間最終ランキングは136位となりました。
怪我からの復帰
2026年3月、チュニジアのマジックホテルツアーズで第1シードとして出場。約半年ぶりの復帰戦となる初戦を勝利しました。しかし、2回戦で世界ランキング445位の逯佳境に敗北し、ベスト8と進出とはなりませんでした。
6月にはウィンブルドン選手権でスペシャルランキングを利用し、2年連続の本戦出場を達成。本戦1回戦で世界ランキング67位のD.ヤストレムスカに敗北しています。
8月開催のナショナルバンク・オープンでも予選を突破し、2年連続の本戦出場を達成。本戦1回戦で世界ランキング231位のK.セボフに敗北しています。
伊藤あおいの学歴
伊藤あおいの学歴について紹介していきます。
小学校:名古屋市立清水小学校
伊藤あおいが通っていた小学校は、愛知県名古屋市北区清水にある公立小学校「名古屋市立清水小学校」です。1872年に設立された歴史ある小学校で、卒業生に「戸田恵子」や「すぎやまこういち」がいます。
中学校:名古屋市立八王子中学校
伊藤あおいが通っていた中学校は、愛知県名古屋市北区清水四丁目にある公立中学校「名古屋市立八王子中学校」です。1984年に開校した男女共学校で卒業生に「戸田恵子」がいます。
高校:代々木高等学校
伊藤あおいが通っていた高校は、三重県志摩市磯部町山原に本校を置く通信制の私立高等学校「代々木高等学校」です。本部の他に東京の代々木や大阪、名古屋や沖縄などにスクーリング会場がある広域通信高等学校として知られています。卒業生にはプロゴルファーの笹生優花・中島啓太・馬場咲希がいます。
伊藤あおいのプレースタイル
伊藤あおいのプレースタイルと言えば、自称している「へにょへにょテニス」です。握力がわずか12kgと非常に低いため、フォアハンドのパワーがありません。そのため、相手の球威を利用した逆回転のスライスやチョップを多用したスタイルで戦っています。
女子テニス協会も「ツアーで他のどんな選手とも異なる才能を持つ」と評価しておりSNSで「気取らないフォアハンドスライス女王」として取り上げています。
伊藤あおいの戦績
伊藤あおいが海外大会でシングルスに出場した際の戦績を一覧で紹介します。
| 開催日 | 大会名 | ラウンド | 対戦相手 | 結果 |
| 2026年8月3〜14日 | ナショナルバンク・オープン | 1回戦 | K.セボフ | 0-2 |
| 2026年7月13~20日 | アテネ・オープン | 1回戦 | A.コルネーワ | 0-2 |
| 2026年6月29日~7月12日 | ウィンブルドン | 1回戦 | D.ヤストレムスカ | 1-2 |
| 2025年8月8〜19日 | シンシナティ・オープン | 1回戦 | E.ルーズ | 2-0 |
| 2回戦 | A.パブリュチェンコワ | 2-1 | ||
| 3回戦 | M.キーズ | 0-2 | ||
| 2025年7月28日〜8月8日 | ナショナルバンク・オープン | 1回戦 | K.ウォリネツ | 2-1 |
| 2回戦 | J.パオリーニ | 2-1 | ||
| 3回戦 | J.ボウサス マネイロ | 1-2 | ||
| 2025年7月21〜26日 | プラハ・オープン | 1回戦 | T.バレントバ | 0-2 |
| 2025年6月30日〜7月13日 | ウィンブルドン | 1回戦 | K.ラヒモワ | 1-2 |
| 2025年3月19〜30日 | マイアミ・オープン | 1回戦 | L.デービス | 1-2 |
| 2025年2月16〜22日 | ドバイDuty Freeテニス選手権 | 1回戦 | B.ベンチッチ | 0-2 |
| 2025年2月9〜16日 | カタール・トータル・オープン | 1回戦 | J.オスタペンコ | 0-2 |
伊藤あおいの怪我について
伊藤あおいは2025年8月の全米オープン予選を敗退後、腰の疲労骨折である「腰椎分離症」を発症。ツアーを離脱し、治療と休養に専念します。2026年に入ってから徐々に練習を再開し、2026年3月開催の大会「マジックホテルツアーズ」で復帰を果たしています。
まとめ
今回は、プロテニスプレイヤー・伊藤あおいの経歴や学歴、プレースタイルなどについて解説しました。
5歳の頃にテニスと出会い、現在に至るまで様々な活躍を見せてきた伊藤あおい。相手の球威を利用し、逆回転のスライスやチョップを多用する「へにょへにょテニス」スタイルで、対戦相手を翻弄します。
2025年の全米オープン予選で敗退以降、腰椎分離症によってツアーから離れていましたが、2026年3月よりツアーに復帰しています。復帰後は結果に恵まれていませんが、徐々に本来のスタイルを取り戻していくでしょう。今後の活躍に期待です。













