テニスは世界中で愛されているスポーツの1つで、老若男女問わず楽しむことができます。その一方で、体力と頭を使うので「究極のチェス」と表現されることもありますね。そんなテニスにおいて、サーブは重要なファクターとなっていますが、全部で何種類あるのでしょうか。
そこで今回は、テニスのサーブは何種類なのか、ルールや反則行為、最高速度について紹介します。
テニスのサーブは何種類?
テニスのサーブは、試合開始や得点の切り替えの時に打つ最初のショットで、ラリーの主導権を握ることができる重要な役割を持っています。
そのため、トップレベルの選手のサーブは、スピードが速く、狙った所に打つことが可能です。そして、テニスのサーブは、「フラットサーブ」、「スライスサーブ」、「スピンサーブ」の3種類があり、状況などに応じて使い分けていきます。
それでは、テニスのサーブの回転や球質といった特徴について詳しくみていきましょう。
フラットサーブ
テニスのサーブの1つである「フラットサーブ」は、ほとんど回転がかかっておらず、直線的に速く飛んでいくという特徴があります。
そのため、「フラットサーブ」は初心者でも打つことができますし、試合中では主にファーストサーブとして使用されることが多いです。「フラットサーブ」はスピードとパワーのあるサーブなのでエースを狙うことができますが、安定感を欠くこともあり、ミスが発生しやすいという特徴もあります。
スライスサーブ
「スライスサーブ」は、テニスのサーブの中でも最も変化が大きいと言えるかもしれません。「スライスサーブ」はボールに横回転をかけることで、バウンド後に左右に変化させるというものです。
そのため、「スライスサーブ」はコートの外に相手を追い出したりすることもできますし、体勢を崩すこともできます。
強烈な横回転をかけることで変化は大きくなっていきますが、「フラットサーブ」よりも球速は遅いので、コンビネーションでポイントを取るという流れになることが多いです。
スピンサーブ
「スピンサーブ」は3種類の中で最も安定感があるので、セカンドサーブとして使用されることが多いです。「スピンサーブ」はボールに縦回転をかけているので、バウンド後にボールが高く弾むようになっています。
そのため、相手は通常よりも高い打点でボールを捉えなければならないので、強打をすることができません。
このように、「スピンサーブ」は安定感があり、ミスが少ないにも関わらず、攻撃の起点になるサーブとなっています。
テニスのサーブのルールや反則行為とは?
テニスのサーブは、サーバーが攻撃の主導権を握ることができますが、レシーブ側が不利になりすぎないようにいくつかのルールが設けられています。
特に、テニスのサーブには打つまでに何秒以内というルールが定められていたりし、それによって警告やポイントを失ってしまうこともあるようです。
それでは、テニスのサーブのルールや反則行為を紹介していきます。
ファースト・セカンドサーブ
テニスのサーブは、2回まで打つことができます。そのため、1回目を失敗してしまっても、2回目を成功させれば、ポイントを失うことがありません。
テニスでは、1回目のサーブを「ファーストサーブ」といい、2本目を「セカンドサーブ」といいます。この辺りが硬式テニスと軟式テニスの違いなのかもしれません。
軟式テニスでは、サーブは1回しか打つことができないので、混同しないように注意しましょう。
打つ場所とエリア
テニスのサーブはどこから打っても良いというわけではなく、エリアも定められています。
まず、サーバーは「ベースライン」と呼ばれるコートの一番奥の線から打たなければなりません。
そして、サーバーは対角線上に向かって打つ必要があり、ネットと相手コートの中央に引かれている「サービスライン」の間に入る必要があります。そのエリアのことを「サービスコート」と呼びますが、それ以外の所に行ってしまった場合は、アウトとなって相手のポイントとなります。
フォルト
テニスのサーブで、気を付けなければならないのは「フォルト(失敗)」です。テニスのサーブで「フォルト」となるのは、サーブがネットにかかってしまった時や空振り、打つ瞬間に足が「ベースライン」を踏んでしまったり、着地後に内側に入ってしまった場合の「フットフォルト」などが挙げられます。
「フォルト」と判断された場合、「セカンドサーブ」となり、その次も失敗してしまった場合は、相手のポイントになってしまうので注意しましょう。
レット
テニスのサーブには、「レット」と呼ばれるルールも導入されています。「レット」に該当する事象としては、サーブしたボールがネットに触れて「サービスコート」に入った場合や、レシーバー側の準備が整っていなかった時です。
「レット」と判断された場合は、やり直しとなってもう1度打つことができます。つまり、「レット」はノーカンとなるものなので、「ファーストサーブ」であれば、もう1度「ファーストサーブ」からとなるので覚えておきましょう。
タイムバイオレーション
上記でも軽く触れたように、テニスのサーブには時間制限が設けられています。サーバーは25秒以内にサーブのモーションに入らなければなりません。
そして、25秒以上経過してしまった場合、1度目は警告、2度目以降は「フォルト」や「ペナルティ」が科せられます。こういったルールを「タイムバイオレーション」といい、セルフジャッジのアマチュアの大会でも、適用されることが多いようです。
テニスのサーブの最高速度は?200㎞/h以上?
トップレベルのテニスプレイヤーが放つサーブは、200㎞/h~220㎞/h前後となっています。しかし、「ビッグサーバー」と呼ばれる強力なサーブを打つことができる選手は、それ以上の速度を出すことが可能です。
2026年6月現在の記録としては、2012年の釜山ATPチャレンジャーにてサム・グロスさんが記録した263.4㎞/hが最高速度となっています。
そして、ATPツアーの公式記録としては、2016年にジョン・イズナーさんが記録した253㎞/hが最高速度です。
まとめ
今回はテニスのサーブは何種類なのか、ルールや反則行為、最高速度について紹介しました。
テニスにおいてサーブは非常に強力な武器となり、220㎞/h以上のスピードが当たり前のように入ってくると、簡単にリターンすることは難しいです。
2026年6月現在の「ビッグサーバー」としては、ジャン=リュック・ペリカール選手の名前が挙げられるので、一度チェックしてみましょう。




